お金

ベンツを買うと会社は傾くのか?

ベンツを買っていいのか悩む経営者のあなたに向けて書きます。

「ベンツを買うと会社は傾くのか?」

ビジネスが広がってきて、なんとなくベンツ買えそうになって来た時に悩むことですね。

結論から言います。
傾く会社はベンツを買おうが買わまいが、傾く。

傾かない会社はベンツを買っても、傾かない。

当たり前ですね。

では、傾かないようにするには、どういった点に気をつけない考えておくべきポイントは以下です。

気をつけること
  1. お金のこと
  2. 社員のこと
  3. 銀行のこと
  4. 取引先のこと

では順番に解説します。

お金のことについて説明します

自動車の減価償却の仕組みが判っていないといけません。
また、それが自分の資金繰りと決算書に、どのような影響を与えるのかについて、判っていないといけません。

これが判っていないと自分が何をしているのか分からないまま、ゲームに参加することになります。(カモられます)

細かな話はYOUTUBEの税理士さんの動画だったり本でも勉強できますので、そちらにおまかせするとして、必要なのは、「資金繰りが回ること、決算書で赤字にならないこと、ヤバくなって途中で手放しても耐えられる体制であること あるいは 手放しても減価償却残より高く売れる車であることです。」

資金繰りが回ることは、会社のキャッシュフローが車の支払いに耐えられることです。
耐えられ無いなら、クラスを下げる(Eクラス→Cクラス→Aクラスなど)、中古にする、あきらめるなどです。

決算書で赤字にならない、は減価償却分に耐えられる利益が確保できていることです。
そもそも赤字の会社の人は買ってはいけません。
もし多めに役員報酬取っているなら、翌期に減額してそれから買いましょう。

やばくなったら途中で手放しても耐えられる体制であること、は十分資産があることが条件です、例えばSクラス新車で買って、2年目に不景気が来て売らないといけなくなった時に高くは売れませんので、その赤字に耐えられるだけの資本が必要です。

手放しても減価償却残より高く売れる車であること、はベンツだとCクラス以下の中古が安全でしょうね。上のクラスになればなるほど、中古を買う人が減ってくるので、新車で買った直後の値下がりが大きいです。

Sクラスの新車を買って平気でいる会社は、金持ちと言っていいでしょうね。

社員のことについて説明します

「社長がベンツ買った。私達の給与が安いのに。。。。」社員がやる気を失います。

これは良くないです。
では、社員がやる気を失わないベンツの買い方があるのか?です。

あります。
「減価償却分を社員のボーナスの計算に組み入れる」
ことです。

減価償却した分はあなたが個人で使った分だとみなして、会社の利益に戻すのです。
「でも法人車で仕事にも使ってるよ」と言う方は、減価償却の半分でもいいと思います。
その利益を元にあなたの会社のルールに基づいて社員に還元してあげたらと言うことです。
(減価償却分、全部社員に配れと言う話ではありません。)

社員は、社長がベンツに乗っていようが、ちゃんと給与が払われて利益の分配があれば、文句いいません。儲かるビジネスをやりましょう。

銀行のことを考えてみます

ベンツ買う時に銀行の目が気になりますよね。
赤字の会社が買ったら銀行は、
「あの社長は、赤字なのにベンツ買いやがった。」
とか当然思います。その金が、どこから出ているのかが重要なのです。

赤字の会社がベンツを買ったら銀行に返す金を車に使ったとみなされます。
銀行も銀行の金で無くて自分の金で買っていれば文句の言いようがありません。
ちゃんと利益を出すか、借り入れが無い状態で買いましょう。

取引先のことを考えてみましょう

あなたのお客さんがベンツに乗っていることを求めているか?です。

例えば信用が重要な商売、お医者さんなどは乗ってて欲しいですよね。
ボロ車に乗ってる医院には行きたくないですからね。

では、一般的な商売ならどうでしょう。
ネット商売だったらお客さんからは、社長が何に乗ってるかわからないですが、商談などで取引先に行く際に取引先の信用になる場合があります。

どちらの例もベンツが人の信用に一役買ってくれるということです。

結論

無理してベンツ買ってる会社は傾きます