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ポルシェ718ケイマンとEクラスワゴンの違い

ポルシェ718ケイマンとEクラスワゴンの違い

今回は片道300km、約4時間ほどの長距離ドライブでの比較です。

結論から言うと、
Eクラスは眠くなるのとちょっとお尻が痛くなる。
718ケイマンは眠くならない、お尻痛くならない。

といった感じでした。詳しく話していきます。

普段使っていると718ケイマンは静かでは無いです。(人によってはうるさいかもです。)
真後ろでエンジン音、排気音、ミッションのメカニカルノイズが結構大きめに鳴ります。
そのため、長距離ドライブに向かないのでは?と思っていました。

なので、今まで長距離ドライブはEクラスワゴンでこなしていました。
ディーゼルで燃費も良く、ドライビング・アシストが充実しているので楽ですからね。
今回もEクラスワゴンで行こうと思っていたところ、走り出したら空気圧警告が表示されました。
車を停め、タイヤを確認したところトレッド面にネジが刺さっています。

仕方ないので、パンク修理に出して、718ケイマンで行くことにしました。
出発時には、「たぶん疲れるだろうなー・・・」と思いながら。

しかし、走れば走るほど718ケイマンは目が覚めてくる感じです。
車が「操縦してくれ!」と言う感じで訴えて来ます。

718ケイマンは単純なオートクルーズすら無いのですが、全く苦になりませんでした。
思うがままに加速、減速するのでオートクルーズの必要性を感じません。

しかも、Eクラスワゴンで出かけると、オートクルーズに加えて車間距離制御、停止、ハンドルまで切るので、やることがなくなってしまい眠くなることが多いのです。
(僕がドライブが好きである点は、差し引いて考えてください。)

高速道路が主だったのですが、実に軽快に走ります。
ボディに比べてパワーが勝っているのですね。
坂道も坂道と感じませんし、高速道路くらいのカーブも制限速度くらいだとカーブのうちに入りません。

それと無駄な揺れがほとんど無いので、案外疲れません。
さらに高速走行になると、ロードノイズとかが発生するので相対的にエンジン廻りのノイズが低くなります。
もしかしたら、高速道路を走るとちょうどエンジンノイズが少ない領域になるのかもしれません。

さらに予想外だったのが、シートの出来です。
Eクラスワゴンのシートは大きくて革張り。
しかもベンツのシートですので間違い無いと思っていたのですが、ポルシェのシートはそれを上回る出来でした。

Eクラスワゴンは、いつも2時間ほどでお尻がちょっと痛くなりはじめます。
しかし、718ケイマンは4時間乗っても全くお尻が痛くなりません。

僕の718ケイマンは、ベースモデルなのでフチは合皮で、座面と背中がアルカンターラの安い見た目なのですが、実によく出来ています。

アルカンターラは蒸れないのも特徴ですね。
ポルシェのベースモデル侮りがたし。
ちょっと目からウロコでした。

結果、718ケイマンはなんの苦もなく、300kmをあっと言う間に走り抜けました。(気持ち的にです。)
ポルシェはグランドツーリングに強い的なことを言われていますが、本当でした。

今後は、長距離でも718ケイマンに乗っていけそうです。

でも、途中で渋滞があると、そこだけはEクラスワゴンの方がアシストが強力なので負けてしまいます。

走れるなら718ケイマン、市街地や渋滞ならEクラスワゴンですね。