ベンツ

W213(セダン)/ S213(ステーションワゴン)のマイナーチェンジ

W213(セダン)/ S213(ステーションワゴン)のマイナーチェンジ

メルセデス・ベンツ Eクラス。マイナーチェンジがありましたね。

外観では
フロントグリルとヘッドランプが変わりましたね。

W213(セダン)はリア周りも変わった感じです。
一方、S213(ステーションワゴン)はリア周りの印象はあまり変わりません。

ただ、キラキラしていたテールランプが普通のものに変わった感じがします。(コストダウン?)

通常、メルセデスEクラスのマイナーチェンジは、
次のフルモデルチェンジのデザインをむりやり入れ込んで来るため、少し違和感があるのですが、今回はうまくまとまっていると感じています。

内装で気になった点は
マイナーチェンジ後では、アナログ時計が無くなった点です。(コストダウン?)

それと、全席中央にあるコマンドコントローラーが、マイナーチェンジ前ではタッチパッドとダイヤルの組み合わせであったのに、マイナーチェンジ後ではダイヤルが無くなってタッチパッドだけになりました。

タッチパッドもツヤが無いものになっています。(コストダウン?)

ハンドルはデザインが超カッコよくなったのですが、オートクルーズ関係がハンドル内のスイッチになってしまっています。(コストダウン?)

マイナーチェンジ前の前期型では、オートクルーズ設定がハンドルとは別のレバーだったのです。マイナーチェンジ前の後期型で、すでにハンドル内のスイッチになっていたので、それと比較すると同じとも言えます。

マイナーチェンジ前の前期型のハンドル左側のレバーでのオートクルーズ設定は、ワンレバーで全ての設定が可能なため、見ずに操作することが容易で使いやすかったのですが、ウインカーレバーと間違えるという副作用もありました。

その点は、改善された面もあるかと思います。

僕は慣れていないこともあり、ハンドルに組み込まれたスイッチでオートクルーズを設定するのは結構難しく感じています。慣れたら問題無いのかもしれません。

マイナーチェンジで、VRナビと言うものが導入されたようですが、まだ良いのかどうか判断ができません。

マイナーチェンジ後の装備で、けっこう良いなと思う点もあります。
オートクルーズ時にハンドルの操作を検知しているセンサーがトルク感応式から、静電容量式になりハンドルに触っているだけでOKとなったことです。

ただ、トルク感応式はハンドルを少し切っている必要があったのに、それでもやることが無くて危険なくらいに気が緩む感じでした。

それが、触っていれば良いだけになると言うのは、便利な反面でより危険になる面もあるかと思います。

Eクラスのオートクルーズは、アクセル、ブレーキ、ハンドル操作も全ておまかせで行ける感じですが、より気合を入れて監視をするのがドライバーの努めになったように思います。

いろいろとコストダウンが見える部分もありますが、メルセデスのやることに抜かりはないでしょう。

中身は熟成され完成度を高めているのは間違い無いと思います。