ベンツ

Eクラスワゴン(S213)の自動運転は使えるのか?

Eクラスワゴン(S213)の自動運転について書きます。
2018年8月の改良前のモデルです。

同じ型なのでEクラスセダン(W213)でも同じだと思います。

結論から言うと、
Eクラスの自動運転は「すごく使える!」です。

まるで1人運転手を雇ったかのように楽です。(大げさかもしれませんが、本当でもあります。)

Eクラスの自動運転は、ステアリング裏の左下にあるレバー1本を動かすだけで、すぐに現在の速度で設定できます。(改良後はステアリング右にある1つのスイッチを入れるだけです。)

レバーを上下のどちらかに
大きく動かすと10kmごとに設定速度が変わります。

小さく動かすと1kmごとに設定速度が変わります。

レクサスRXのように、まずは設定前にシステムONのスイッチを入れるとかの必要はありません。ひと手間少ないです。

実は、このひと手間が重要で、自分の運転をEクラスに任せたり、また自分の運転に戻ったりがシームレスにでき,実に滑らかに運転をお互いに引き継ぐことができます。

この点は使ってみないとわかりませんでした。カタログスペックだけでは判断ができませんね。

それで希望の速度に設定できたら、何が起きるのか。

前車との車間距離を設定に合わせて調整しつつ、自動で走っていきます。
前車が設定速度以下であれば設定された車間距離を取って、その速度に合わせます。

前車が設定速度以上であれば、その設定速度で走っていきます。
つまりアクセルの操作は不要です。

この際にハンドル操作もしてくれます。
前車がいればそれに追随してハンドル操作をします。前車が居なくなれば、白線やガードレールを認識してできるだけ自力でハンドル操作をしてくれます。

このハンドル操作のアシストが使えるのです。
まるで自分で運転しているかのように車線のセンターをビシッと走っていきます。前車が走っていれば、かなりのカーブでもアシストにおまかせできるくらいです。

Eクラス以前に所有のレクサスRXもレーンキープアシストをオプションで付けたのですが、残念ながらこれは使えませんでした。
白線と白線の間をピンボールのように行ったり来たりするためです。危なっかしくて使うことはできませんでした。

カタログで比較するとどちらも同じ機能があるように思えますが、違いました。結局お値段なりだと言うことを、Eクラスに変えた後で理解しました。

また、レクサスRXのレーンキープアシストは、これまたオートクルーズとは別のスイッチをONにしなくてはならず、オートクルーズON、レーンキープアシストONでやっとフル機能が起動できる有様でした。

Eクラスワゴンは、レバー1本で機能ONと同時に現在速度で設定、さらに同時にレーンキープアシストが勝手に機能するのです。

しかし、大変良くできたEクラスの自動運転にも弱点があります。

どこでもどんな道でも機能を使いすぎてしまい、運転が下手になることですね。

僕は、年間距離を乗る方ですが、いつも使っていて、明らかに運転が下手になっていきました。
任せすぎてしまい、自分がハンドル切る習慣が失われるためです。そのため意図的に使わないようにしている時もあります。

30秒以内の再発進(高速道路上)も自動で行いますので、渋滞でもかなり使えます。
車間距離を詰めて停まるのだけは、煽っているみたいで気になりますが、多分空けて止まっていると間を通り抜ける車が発生することを防いでいると推測しています。

メルセデス・ベンツの運転アシストはカタログのお飾りでは無く使えますよ。

褒めすぎで、まるでメルセデス・ベンツの回し者みたいですが、実際に買って乗ったら信者になってしまったので、回し者だと思ってください!

操作方法の動画は下記のようなものがあります。

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