経営

皮算用は必要か否か

「取らぬ狸の皮算用」

ことわざですね。
まだ取ってもいないタヌキの皮を数えて、それを売ったらどうなるかとあれこれと考えを巡らせることを言います。

世間では、どちらかと言うと、否定的な感じで使われることが多いように思います。

昔、自分がビジネスを始める前に、よく母に
「こんなビジネスをやって、こんな風になって、こんな車を買うんだ!」
と話をしていました。
すると母が
「取らぬ狸の皮算用。」
とバッサリ切って捨てていました。

僕はメゲない方だったので、その皮算用を実現化して自分の会社を作ってしまいました。

この世間で否定される「取らぬ狸の皮算用」こそが、ビジネスの生まれる根本だと思っています。

こんな風になりたい。こうなったらいいな。
そしてそれをやってみる。
うまく行かなかったら、また修正して皮算用をし直して、やってみる。
それの繰り返しで、今大きなビジネスになっている会社達も、一歩目を開始したのです。

そう思うことがなければ何も始まらないのです。

松下幸之助さんの「そう思うことですな」を思い出しながら書いています。

皆さんも取らぬ狸の皮算用を始めてみませんか。