「そう思うことですな」
松下幸之助さんの言葉です。
松下幸之助さんは、パナソニック(松下電器、松下電工)を作った昭和の偉人です。
経営の神様として知られ、その後の名経営者の稲盛和夫さんなどにその考えが受け継がれています。
稲盛和夫さんは京セラとKDDI(AU)の創業、日本航空の再建などをした実業家です。
僕は、その稲盛和夫さんの著書で松下幸之助さんの「そう思うことですな」エピソードを読みました。
稲盛和夫さんは当時経営の神様と呼ばれていた、松下幸之助さんの講演会に行ったそうです。
すると、そこの質疑応答で誰かが「松下幸之助さんが話した、人材やお金をダムのように蓄えておくように経営すべきだと言うダム式経営は、どうしたらできるのか?」と質問をしたそうです。
すると松下幸之助さんは
「そう思うことですな」
と答えたそうです。
聴衆は笑いに包まれたのですが、稲盛和夫さんは「なんと深い考え方だ」と感動したと言う話しです。
稲盛和夫さんはその後名経営者として、松下幸之助さんの後を継いで経営の神様として慕われています。
その二人が大事にしていたこと、「人間の思い」が大事だと言う話しでした。
誰かがそう思うことで、人間社会は何かが始まるのですね。
取らぬタヌキの皮算用の話しを思い出したので、また書いてみます。
