複利について、自分の成長と、資産の増やし方を例に考えてみたいと思います。
まずは電卓を用意してください。
毎日、1%の成長を繰り返して1年経つとどうなるか。
1%=0.01、1年=365日です。
電卓に1.01と入力。その後で×を2回押します。
あとは=ボタンを364回押してみます。
(1日目が1.01、2日目が1.01×1.01、3日目が1.01×1.01×1.01であとはx1.01の繰り返しなので364回
37.78・・・
1日1%の成長があっただけで、1年後には約38倍になってしまいました。
1年前の自分に対して38倍のパワーアップです。
1%は無理だとしても、前向きに何かをやることの意味を感じますね。
元手が10万円あったとします。仕入れて売ると3割儲かる商売があったとします。
これを毎回全額仕入れに回します。
これを10回取引を繰り返すといくらになるのでしょうか。
1回目が100,000×1.3=13,000
2回目が100,000×1.3×1.3
なので電卓に1.3と入力して×を2回押します。
その後で=ボタンを9回押します。
13.78・・・
これに100,000を掛けますので、×を押して、100,000と入力。
その後で=を押します。
1,378,585円ですね。
よく売れるものを繰り返し販売することの威力がこれです。
松下幸之助が二股ソケットでPanasonicを創業したとか、香港の不動産会社が香港フラワーの販売から身を立てたとかはこれで説明ができると思います。
過去の日本の成長や、今の中国を始めとするアジア各国の成長も同じだと思います。
最強の投資家ウォーレン・バフェットもこの原理で世界有数の富豪になりました。
物でもいいですし、お金でもいいので投資することの偉大さを感じられます。
僕はこの計算が大好きで、電卓で×を2回押して=を押すだけで楽しめます。
複利って素敵ですよね。
ぼやき
今の日本は嫌儲思想がはびこっていて、金を稼ぐことが疎んじられます。
稼ぐこと(投資)は科学技術や文化の進化に繋がるので、なぜ悪いことだと思うのかわかりません。
たぶん、子供の頃からの教育が間違っているのでしょう。
日本がここまでの国になったのは、昔の人が汗水垂らして働いたのとともに、そのお金を貯金を通じて国内の企業やインフラに投資したからです。
今は、貯金ばかりして稼ぐこと(投資)を嫌い、文句ばかり言って皆で貧乏になっていく感じがします。
これを読んだ方だけでも、そんな考えを捨てて少しでも稼ぐ(投資)しようと思ってくれることを日本の発展のために祈ります。
続きはこちら→見かけの利幅にこだわるな