お金

日本の構造

日本の構造

2021年において
1.3代以上、同じ会社を経営していて、代々商工会議所、ロータリークラブ、ライオンズクラブのいずれかに所属して来ている

2.2代以上、地方公務員や国家公務員を同種の部署で務めている

3.3代以上、同じ場所に居住し、自宅前の電線、電柱が地中化されている

4.2代以上、非営利団体(医療法人、学校法人、社会福祉法人、宗教法人、社団法人、財団法人)の役員を務めている

5.2代以上続く医者である

6.2代以上続く政治家である

おめでとうございます。
上記に属するあなたは日本の支配層である可能性が高いです。
上記に属さないあなたは、僕と同じ「ただの人」です。
(ただのゴミだと思っておいた方が良いです。)

僕は上記の方達を「オールド金持ち」と呼んでいます。
日本の多くのことは、このオールド金持ち達の意向で動いています。
悪意があるとかではなく、そういうものです。
空気みたいなものでどうしようもありません。

オールド金持ちで無い人は、あきらめるか、オールド金持ち達と戦わないように生きることです。

オールド金持ちの方の共通した特徴は、代々資産の獲得に励んで来たことです。
そしてその資産が生む余力で、権力(物事を決める力)を維持しています。

1.は自分の会社そのものが資産です。
2.は権力を金に変える力を持っています。(保証された雇用、高額な退職金、退職後の職の保証。)
3.地価の高い地域である可能性が高く、自宅や自宅周辺に土地を持っている可能性が高いです。(土地所有を元にした資産家。)
4.1と同じく法人そのものが資産です。
5.国家予算で多大な支出である社会保険の流れ先であり、他の人が営むことができない独占的な免許を有しています。またその獲得にはお金が必要で、参入障壁が高いです。
6.上記の人たちのまとめ役ですね。もともと1から5の出身である可能性が高いです。

1代で獲得した資産より、先代のものを受け継いで、それを使いさらに増やすことがどれだけ有利なのかは、オールド金持ち以外の人は、良く考えた方が良いと思います。
僕は、それを考えることだけに数週間かけてもいいくらいだと思います。

例えると、オールド金持ちは”すごろく”でサイコロが複数個振れる状態。
オールド金持ち以外の人は0か1しか出ないサイコロを振りながらゲームをしている感じです。(しかも時々マイナスの目が出ることすらあります。)
給与所得でいくら頑張っても報われないからです。
この辺のことは、ロバートキヨサキの「金持ち父さん、貧乏父さん」に書いてあることですね。

オールド金持ちの特徴として、それを守るべく一致団結して行動します。
新参者が、オールド金持ち達のポジションを脅かそうとしたときは、団結して排除します。

僕は、ホリエモンに起きたことはこれだと思っています。

これはルールや法律があるわけでも無く、普段目には見えません。
必要な時に人脈や、組織が動いてその働きを活性化し機能するような感じです。

このオールド金持ち達が支配する構造はフラクタル構造で、日本のどこを取っても同じ構造になっています。
日本全体(国)、県、市や村、もっと小さな地域などどこでも同じです。

うろ覚えですが、上記のことは
カレル・ヴァン・ウォルフレンの「人間を幸福にしない日本というシステム」
に書いてあったように思います。日本の構造を理解するのに良い本だと思います。

初版は1994年ですので、その時から27年も経ってまだ同じようですので、今後も変わらない可能性が高いです。

日本の閉塞感の大元をたどれば、この構造に行き着くと思います。
これから逃れるには、オールド金持ちと関わらない商売を新たに始めるか、できるだけ都会に行くことです。

あなたの周辺で発展している地域があれば、この力が弱い可能性があります。

商売も大衆を相手にしたり、世界を相手にしたりすれば、オールド金持ち達と戦わないで生きていくことが可能です。
最近出て来た大企業は皆そうですね。
(ユニクロ、ニトリ、サイゼリヤ、ゼンショーなど。)

または長いものに巻かれろで、オールド金持ち達の下で働くのも良いかもしれません。
55歳くらいまでは面倒を見てくれるでしょう。
多くの企業は、役職定年があり、これくらいで事実上雇用保証は終わります。
(役職の解任、給与の減額、子会社への出向が起きます。)

これがおおっぴらにならないのは、かっこ悪いことなので皆言わないからでしょうね。

僕がいつも感じているのは、詐欺は短期的にやると詐欺と言われて捕まるが、長期間(数十年単位)かけてやると罪に問われないと言うことです。

良いとか悪いとか、戦えとか頑張れとかは無く、上記のことを理解して人生と言うゲームを進める方が、より良い結果を出せるのでは無いかと思い書いてみました。

ただの人同士で頑張りましょうね。