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短期と長期

短期と長期

物事を実行する場合に、短期と長期ではやり方が違います。
そして、たいていは短期を考えての行動は長期を考えての行動に負けます。

1.投資
2.会社経営
3.健康

まず、投資で考えてみます。
短期投資と言えばデイトレでしょうか。
FXや個別株で上がった下がったに賭ける感じです。

FXや株で一攫千金になった人がマスコミで持ち上げられていますが、僕はあの手の人は宝くじにあたった人だと考えています。

あるいは、じゃんけん大会での最後の1人と言っても良いかもしれません。
単に運が良かったり、最後に生き残った人に注目しても一般人の参考になりません。

運で生き残った人に注目して、その手法を分析しても意味がありません。
同じことをやってもほとんどの場合は損をするのがほとんどだと思います。

そのため、デイトレで信用取引を推奨するのは、無責任で非常に危険だと思っています。
運が良ければ(まず無いですが)大勝ちして、運が悪ければ破産です。

一般人が確率が高く資産を増やすには、長期的なやり方以外無いと思います。
例えば、年に1度あるか無いかの下げ相場の時に買う。
あるいは、将来も成長が見込めるアメリカ株のETFに毎月積み立てて複利で増やすなどです。

次に会社経営で考えてみます。
会社経営でも短期と長期のやり方があります。
物販をしているとしたら、短期の攻め方は新製品の連発です。
新製品を発売して、すぐにまた新製品を発売してを繰り返すのです。

ある程度の販路ができると、新製品と言うのは簡単に売れるのでこれに頼りがちになります。
しかし麻薬のようなもので会社を蝕んでいきます。

新製品開発にかかる手間は膨大です。
商品企画、ネーミング、設計、試作、型の制作、量産、パッケージ、広告宣伝、受注、発送を発売の都度やらないといけなくなります。

逆に長期で攻めるとしたら、新製品に依存しない商品ラインナップを考えることです。
ずっと売れ続ける商品がそれです。
この、ずっと売れ続ける商品を揃えて行くと、経営が安定します。

発売済み商品がずっと利益をもたらし続けるからです。

自動車業界は華々しく、注目されていますが、実はあまり儲かりません。
新製品開発にお金がかかりすぎるからです。

もっと地味なものに注目するのも、一度考えてみても良いかもしれません。

僕がこのことに気づくことになった本を紹介します。
史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵

最後に健康です。
特に若い方に伝えたいです。

あまり無理をしないように。

若い時は気づきませんが、食事、睡眠、労働に無理をすると後で必ず返ってきます。
若さは無理が効いてしまうので、気づかないのですが、年を取るとわかります。

これもバフェットの教訓にあったような気がしますが、
自分の体と言う1つだけの代わりの無い乗り物を事故を起こさないように丁寧に運転する必要がある
みたいなことを言っていたと思います。

上記のバフェットの本、一度は読んでみて欲しいです。