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ベジタリアンとヴィーガンの違い

「ヴィーガン」近年よく耳にする言葉です。

最近ではヴィーガンレストランが増えていたり、2020年のアカデミー賞で出された料理が100%のヴィーガン料理だったり、ヴィーガンを名乗る有名人も増えています。

なんとなく、ベジタリアンもヴィーガンも「野菜を食べる人達」という認識の方は多いのではないでしょうか。
「ベジタリアン」と「ヴィーガン」は似ているようで意味は全く違います。

今回は「ベジタリアン」と「ヴィーガン」の違いについて説明していきます。

「ベジタリアン」とは
主に、植物性食品を食べ、その他(卵、魚、乳製品、鶏肉など)も食べる人達のことを指します。
牛肉と豚肉は食べません。
ベジタリアンにはいくつか種類があり、
植物性食品+乳製品
植物性食品+乳製品+卵
植物性食品+魚
など様々な組み合わせで食べる「ベジタリアン」が存在します。

「ヴィーガン」とは
完全菜食主義者のことです。
文字通り動物性食品を一切食べず、植物性食品のみ食べる人達のことを指します。
また、中には食のみならず動物から作られている製品(毛皮、レザーなど)を使わないヴィーガンも存在します。

なぜ「ベジタリアン」や「ヴィーガン」になるのか

「ベジタリアン」になる理由
・健康
一説に「ベジタリアン生活は健康にいい」という説があります。
肌艶がよくなった。心臓病のリスクが減る。胃への負担が少ない。ダイエットにいい。など様々なことが言われています。
こういった話を耳にしたことからベジタリアンになる人がいるようです。

・動物愛護
肉や魚を食べるためには当然「殺生」が伴います。
殺生や人間に消費される動物の姿が耐えられない。という人達がベジタリアンになるようです。

「ヴィーガン」になる理由
・環境問題
牛は「げっぷ」や「おなら」としてメタンガスを放出します。
メタンガスの温室効果は二酸化炭素の25倍以上であり、環境に非常に悪影響を及ぼします。
また、牛肉、豚肉、鶏肉をより安く提供するために広大な土地の森林を伐採して
そこに牧場を作り、牛、豚、鶏を育てています。
実際に、ブラジルにあるアマゾンでは牛肉を作るために約70%の森林が伐採されています。
このような背景がヴィーガンを志す理由になっているようです。

余談ですが、
最近では「ヴィーガン」の人でも肉のような料理が食べられるように大豆ミート(大豆を使って作った肉そっくりのもの)の質がどんどん上がっているようです。

私自身は食べたことがないのですが、知人の話によると「肉とほとんど見分けがつかなかった」らしいです。
食べた際には記事にしようと思います。
ファミリーマートにヴィーガン商品?