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引っ越しの初期費用はいくらなのか?

不動産関係の会社で働く息子が、「俺も記事を書きたい!」と言ってきました。
時々、彼の記事を掲載していきます。

不動産の話になりますが、ご興味ある方に向けてのものです。

以下、息子が書いた記事になります。よろしければご覧ください。

初期費用はいくらなのか?

引っ越しをするときに必ず持つ疑問です。

今回は賃貸物件に引っ越す際にかかる初期費用について話していこうと思います。

かかる費用
①敷金
②礼金
③仲介手数料
④初月の日割り家賃
⑤初月の日割り管理費(共益費)
⑥翌月の家賃
⑦翌月の管理費(共益費)
⑧火災保険料
⑨保証会社の初回保証料
⑩その他費用

こうして一覧にするとたくさんありますね。

敷金
主に退去時の清掃、原状回復等に使われるお金です。敷金0ヶ月の物件は退去時にそのお金を支払うので、先に払うか後に払うかの違いだと思います。賃料の0ヶ月〜2ヶ月の金額に設定されてることが多いです。

礼金
貸主にお礼として払うお金で、一度支払ったら返ってくることはないです。人気物件(安くしなくても住みたがる人が多い物件)に設定されていることが多いです。
敷金と同様に賃料の0ヶ月〜2ヶ月の金額に設定されてることが多いです。

仲介手数料
賃料の0ヶ月〜1ヶ月分の間で設定されています。手数料なので実際には消費税もかかります。
この金額は家賃の1か月+消費税以内であれば不動産屋の方で自由に設定できるので、交渉してみるのはアリだと思います。

④、⑤初月の日割り家賃、管理費(共益費)
これは入居する日から入居する月の月末までの日割りの金額を事前に支払うものです。
(例) 15日入居 1か月の賃料60000 の場合
60000円÷30日=2000 円 この2000円は1日あたりの家賃です。ここに15日〜30日までの15日分を掛けます。2000円×15日=30000円が15日分の賃料となるわけです。
この費用を抑えるなら月末に入居することをオススメします。

⑥、⑦翌月の家賃、管理費(共益費)
これは入居した次の月に支払う分の賃料を前払いするものです。
これは、貸主によっても変わってくるのですが、月初めに入居する場合⑥、⑦は発生しないことがあります。
この費用を抑えるなら月初めに入居することをオススメします。

火災保険料
これは必須で物件によって金額が異なってくるので具体的な金額は図面で確認してください。

保証会社の初回保証料
近年の賃貸物件は保証会社(何かあった時に対応してくれる会社)への加入が必須の物件が多いので基本的に発生する金額です。
初回保証料は使う保証会社によって異なってくるので具体的な金額は図面で確認してください。

その他費用
主に鍵交換代、消毒費用、などの費用です。これは物件によっては発生しないことがあるのであえてその他に分類しています。

初期費用はいくらかかるのか?

①〜⑩のかかる金額を全て合計した金額が答えとなります。

しかし、この金額は実際に物件の申し込みをして、審査が通った後でないと具体的な数字は出ません。
なので最後に、敷金、礼金、賃料の3つが分かればおよその初期費用が出せるのでその方法をお教えします。

敷金aヶ月、礼金bヶ月、賃料c万円、初期費用d万円
(a+b+4)×c=d

この公式に数字を当てはめればあなたの気になっている物件のおよその初期費用を出すことができるのでお引っ越しの際に役立ててみてください。