ポルシェ

ポルシェ タイカン試乗

アイキャッチ画像は、ポルシェジャパン公式サイトより引用です。

ポルシェのEVタイカンに試乗しました。
グレードは4Sです。

事前の印象は「デカくて重いんだろうな・・・。」でした。

しかし、試乗したら全く違いました。
ポルシェに謝ります。すみません。m(_ _)m

乗り込むとそこは未来でした。
ディスプレイを中心とした内装は、将来はこうなるんだろうなと言うもの。
とてもスッキリとして好感が持てます。

ドライビングポジションもいつものポルシェのスポーツカーの感じ。
シート下にはフロアにバッテリーが存在しているはずなのですが、それを感じないシート高です。(どこにバッテリー入っているんだろう?)

EVなので、エンジンをかけると言う動作が無いため、当然の無音。
これまた未来です。
スポーツカーなんて、排気管からバオンバオン言わせてナンボ、と思っていた自分には違和感ありまくりです。

走り出すと、多少のスピーカー音(たぶん)モーターのうなる音が演出されています。
これがエンジン音の代わりなのでしょう。(オプションらしいですが。。。)

動き出してみても、全く重さを感じない。
多分、モータートルクが大きいためでしょう。
それと、アクセルレスポンスがいつものポルシェのものと同等以上なので、思った通りに加速します。

そして重いはずなのに、サスの動きがあまり無い。
かと言って固い訳でも無い。

ボディはかなり大きいはずなのにこれも感じない。
内装が程よくタイトなのと、フロントが低く見晴らしが良いためだと思います。
(見晴らしが良いのはRRの911とMRの718に共通のポルシェスポーツカーの美点。)

ではブレーキングはどうか。
回生ブレーキがほとんどで、通常の物理ブレーキはほとんど使わないセッティングらしいのですが、違和感なし。
細かく言えば、完全停止寸前での少しの揺り戻しがあります。そこで、重い車なんだなと言う気配を少し出すだけで、ほとんどスポーツカーのポルシェです。

途中から、「これは911とか718のエッセンスを抽出して、電動化した進化したポルシェのスポーツカーなのでは?」と思い始めました。

ゼロ回転からフルトルクが出るモーターの利点を生かして、加速はもちろんバカ速いわけです。
そして、街中では快適そのもの。そしてポルシェスポーツカーの匂いがするわけです。

降りる頃には、「これって凄くいい車なんじゃないか!」と思った次第です。

試乗からだいぶ時間が経ちましたが、今でもいい車だったなぁと思い出します。
次に買うならポルシェのEVも良いなぁと思っているくらいです。

皆さんも食わず嫌いは辞めて、試乗してみてくださいね。