不動産関係の会社で働く息子が、「俺も記事を書きたい!」と言ってきました。
時々、彼の記事を掲載していきます。
不動産の話になりますが、ご興味ある方に向けてのものです。
以下、息子が書いた記事になります。よろしければご覧ください。
引っ越しの際に図面を眺めていて、
物件の構造の欄にRCやSRCの文字を見かけたことはないですか?
今回は物件の構造の種類とそれぞれの特徴について話していきます。
物件の構造を大きく分けると下記の5つに分ける事ができます。
①木造
②S造
③RC造
④SRC造
⑤PC造
ちなみに、「アパート」と呼ばれる物件は①か②で造られているものがほとんどです。
ここからは、
それぞれの特徴について説明していきます。
(☆の評価は3つを最大とします)
①木造
文字通り木材を使った造りのことである。
他の構造と比べると、賃料が最も割安に設定されているが耐火性、遮音性、耐震性ともに物足りなさがある。
耐火性 ☆
遮音性 ☆
耐震性 ☆
②S造(軽量鉄骨)
強度の高い鉄(スチール)を使った造りである。
木造よりは耐震性が高いがこれも他の物件と比べると賃料は安めとなっている。
耐火性 ☆
遮音性 ☆
耐震性 ☆☆
③RC造(鉄筋コンクリート)
コンクリートの中に鉄筋を通すことで強度と耐久性を高めている。
鉄筋とコンクリートそれぞれがお互いの長所と短所を補っている。
耐火性 ☆☆☆
遮音性 ☆☆☆
耐震性 ☆☆
④SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート)
鉄筋コンクリートにさらに鉄骨を加えた造りである。
他の構造と比べると、耐火性、遮音性、耐震性が最も優れているため、賃料が最も割高に設定されている。
耐火性 ☆☆☆
遮音性 ☆☆☆
耐震性 ☆☆☆
⑤PC造(プレキャストコンクリート)
コンクリートを形成する手順の違いで他のコンクリートよりコストが安くなっている。
RC造とほとんど性能は変わらないため、わかりにくい場合はRC造りと結びつけて覚えると良いでしょう。
耐火性 ☆☆☆
遮音性 ☆☆
耐震性 ☆☆
賃料の安さを重視するなら、木造かS造、
耐火性や遮音性を重視するならRC造かSRC造がオススメです。
あなたが何を重視するかでどの構造の物件を選べばいいのかが見えてくるでしょう。
ちなみに、
私が引っ越しをするときに重視していたのは遮音性だったので現在はSRC造の物件に住んでいます。おかげで周りの音を気にすることなく、毎晩気持ちよく寝れています。