不動産

社長の家が社宅なのは何故なのか(社宅と経費)

社長の家が社宅なのは何故なのか(社宅と経費)

ユニクロ柳井さんの自宅豪邸
ソフトバンク孫さんの自宅豪邸
美容室チェーンのEARTH(EARTH) 國分さんの自宅豪邸
皆さんすごい家に住んでますよね!

でもこれって多分一般人の買い方と違うと思います。
※上記の人が今から書くやり方でやっているかどうかは不明です。また、非難しているわけでもありません。

1.まず、一般の方が家を買う時のことを書いてみます。
給与をもらう

住民税、所得税を払う

社会保険を払う

会社も同額の社会保険を払う(本来自分のもの)

手取り所得が残る

住宅ローンを払う(住宅ローンの元金と金利を払う)

住宅ローン控除を受ける

固定資産税や維持費である外壁塗装など修繕の場合も、上記の同じサイクルで払います。

2.次に、経営者であるオーナー社長が自宅を自己所有の会社で買い、そこを社宅として住む場合を書いてみます。
会社が自宅を社宅として購入する

会社が稼ぐ

ローンの場合、金利分は経費として利益から差し引く

建物の減価償却分は経費として利益から差し引く

社長の社宅利用料として会社に社長の給与から税金、社会保険を払った後で家賃を払う
(上記の一般人と同じですが、利用料はローン分よりは遥かに安いです。)

残った利益で法人税、法人住民税を払う

ローン元金を会社の利益から払う

補足:上記の方法は合法です。
また、オーナー社長は会社を指揮して法人税も払っていますし、たぶん高額所得なので所得税、社会保険も一般人よりよっぽど払っていると思いますので、非難される筋合いは無いと思います。
ここを攻撃すると共産主義になってしまい、国民全てがビンボーになると思います。
何より会社に何かあれば全てを失うリスクを背負ってやっている(やってきた)のですから、リターンを得て当然だと思います。
文句があるなら、あなたも起業しましょう!

固定資産税や維持費である外壁塗装など修繕の場合は、会社所有なので経費として支払えますし、資産計上すべき修繕の場合は減価償却の対象となります。

社長の社宅方式が一般人と異なるのは、会社の財布を使うので自分一人だけでの稼ぎで無い点(社員の力や会社の資産を使える点)と、社会保険を一部払うだけで物件を取得できる点が有利になるかと思います。
僕のイメージでは、すごろくをやっていて一般人はサイコロ1つでゲームを進め、社長だとサイコロ2つを同時に振れる感じです。(人によっては3個以上かも)
このあたりのバランスを少しでも取るために、住宅ローン控除は意味があるのかもしれません。

会社で購入した社長の社宅利用料はどうやって決めるのかですが、固定資産税課税標準額をベースに計算するので税理士さんに相談してみてください。
これを守らないと給与と見なされてしまい経費化できません。
ネットで調べるなら「社宅 経費 社長」「社宅 経費」「社宅の利用料」「借り上げ社宅 自己負担 相場」などで検索してみてください。

なお、賃貸物件の借上家賃の場合も同様なので、同じく税理士さんへの相談を進めます。

いずれにせよ、
会社で購入したオーナー社長の社宅は、自分の資産を増やすのに社会保険料がかからない部分があるのと経費で使える余地が多いのは大変有利であると思われます。

なので、大きな会社の社長さんが社宅に住んで、そこが豪邸になるのは一般人には出来ない仕組みがあると思います。

実は中小企業でもこの仕組が使えます。
所得税や社会保険料がかからない部分で、実質の手取り収入が増えるメリットがあるので、検討しても良いかと思います。ただし、自宅に思い入れがある場合は、会社に何かあると一緒に全てを失うリスクもあります。

これは、会社の経費を使って資産を増やして行く面もあります。
賃貸物件に住んでいたら、他人の資産形成のお金を払っているのと同じだからです。
自社名義の物件で支払いが終われば、運転資金の借り入れ時の担保にもなるかと思います。

本当は、不動産価格が毎年上がっていたら絶対にやるべき投資になるのですが、バブルで懲りた日本は不動産価格が買った瞬間に下がる世界なので、そのメリットはゼロです。

なので中小企業の場合には、何かあった場合にも売りやすい(貸し出ししやすい)立地にすぐれたコンパクトな建売やマンションが良いように思います。
駅前とかが一番でしょうね。

気を付けるべき点
法人のローンは個人の住宅ローンより金利が高いです。
また業績が良くないとさらに金利も高くなり、返済期間も短く設定される傾向が高いです。
なので、業績が良い会社限定の話かもしれません。