古いモノを持っている家は貧乏になるのではないか?
僕はこの疑問が頭に浮かんで、たぶんそうであると思っています。
いくつか例を挙げて考えてみます。
①真空管アンプでレコードを聞く。
②クラッシックカーを所有して楽しむ。
③古民家に住まう。
④日本庭園を愛でる。
どれも、現代では金持ちの趣味ですね。
昔のものを楽しもうとすると、維持管理にとにかく金と手間が必要です。
それぞれに対応する手間を考えてみます。
①入手困難な真空管の在庫を持ち、カビが生えないようにレコードを管理
②各部調整をして、部品の少ないパーツを在庫して、メンテして錆びないようにガレージで保管
③傷んで来る屋根を直し、床を直す
④伸びる松を、庭師を呼んで剪定して、草をむしる
頭が痛くなりそうなくらい忙しい上に、1円にもなりません。
これと同じことが、古いモノにはどれも少なからずあるのでは無いのか?と言うことです。
沢山モノを所有していると、それぞれにかかる維持管理の手間は大したことなくても、合計すると結構なことになって、所有者の足を引っ張っているのではと思っています。
そのために、大量のモノを所有しているゴミ屋敷とか、モノが多い家ほど貧しいみたいな現象が起きているのではと思います。
同じことで、中途半端な田舎(たぶん予算がなくビンボーな町)が、町並み保存に熱心もあります。
モノが少ないほど、すっきりと豊かに暮らせる。
今の若者がミニマリストなのは、昔の人(昭和の人)のやった無駄なことを見ていたり聞いたりして、進化した結果なんだと思います。
すっきりと無駄なく暮らしたいですね。
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